建築方法別の現場の流れ

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建築方法別の現場の流れ

このページでは住宅現場の流れを構法、構造別に紹介します。基礎工事や仕上げ工程にはあまり大きな違いはありませんので、主に建物の骨組みとなる躯体工事を中心に解説致します。

■ 木造軸組構法の場合

木造軸組構法は、柱や梁、土台などを組み合わせて作るのが基本です。この骨組みに壁をつけていくため増築しやすい、リフォームしやすいというメリットがあります。

現場では最初に基礎コンクリートの上に土台を設置していきます。次に柱を立て、梁を渡します。小屋を組み最後に棟木を載せたら骨組みの完成です。この工程を「建て方」といい、1日〜2日程度で出来上がります。この骨組みを作るために現場とは別の場所で木材の加工が行われています。これを「刻み」といいます。この加工には1〜1.5ヶ月かかりますので基礎工事と並行で進められています。プレカットという方法の完全機械加工により工期の短縮やコストダウンを行う場合もあります。

骨組みが完成したら、最初に屋根工事が行われます。次に外部の窓や外壁の下工事が行われます。屋根工事を最初に行うのには理由があります。屋根をかけてしまえば、その後の作業が天候に関係なく行われるので現場での作業がスムーズに進められるからです。続いて床や壁、天井などの下地部分の工事となります。その合間に最終的に仕上げで隠れる電気配線や水道の配管工事が行われます。その後階段やドアなどの枠を作る内部造作工事へと移ります。この工程が終了すると大工仕事はほとんど終了です。あとは仕上げの各職人へと作業は交代され家が完成します。完成までの工期はおおよそ4〜6ヶ月です。

近年ではこれまで「在来工法」と呼んでいた構法を木造軸組構法と呼び、在来工法と伝統構法を分けて扱うことが多くなっています。

■ 2×4工法の場合

ツーバイフォーは基準部分の公称断面が2インチ×4インチだったために付けられた名前です。日本での法律上の名称は「枠組壁工法」になります。枠を作りそれに合板などの面材を張って壁を作ります。

現場では基礎工事のあとに軸組工法と同じように土台の工事が行われます。次に1階床の枠組みを作り、面材を張りパネル状にしていきます。この床面が「壁体パネル」をつくるための作業台となります。同時に原寸の製図台としても使われます。

また壁体パネルを立て起こしていく順序も合理的に考えてあります。まず外周壁から内壁の枠組み、大きい壁から小さい壁へと順序良く進められます。こうして1階の建設が終わったら2階を組み立てていきます。最後に「小屋組」を完成させ構造体が完成します。

構造体が完成したら屋根工事、外部建具の取り付けなどが行われます。次に天井下地、配線、配管、内壁の石膏ボード張りつけ、造作工事、内装、外装仕上げが行われ完成です。

2×4工法は間取りの変更が難しい反面、壁がバランスよく配置されます。そのため地震に強いのが強みです。しかし全ての壁が耐力壁というわけではなく、部屋を仕切るための非耐力壁もあります。必ず確認しておくようにしましょう。

また、木造部分の組み立てが全て釘などの金物によって行われますので釘の種類や数、打ち方などに細かい規定があります。釘一本でも間違いがないように、入念な施工が大切になります。

この構法は、現場での大工仕事が徹底して省力化されています。また構造体も全て仕上げで隠れて見えなくなってしまうため施工にあまり手間が掛かりません。熟練とした技術を必要としないため、どの現場でも生産性が高く工期は2ヶ月半〜3ヶ月程度と短くなります。

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